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台湾初の高架自転車道、新北市が建設へ


ニュース 運輸 作成日:2015年2月25日_記事番号:T00055538

台湾初の高架自転車道、新北市が建設へ

 朱立倫新北市長は24日、台湾初となる高架自転車道「ニュースカイライダー」を建設する計画を発表した。行政院新荘聯合オフィスビル(新荘区)前を起点に大漢溪、湳仔溝を越えて土城区に至る全長8キロメートル。大漢溪までの第1期工事は来年10月に着工、2018年に完工予定。総工費は約12億台湾元(約45億円)だ。25日付経済日報が報じた。


「ニュースカイライダー」(オレンジ色)のイメージ図。高架下には商店が設置される(新北市城郷発展局リリースより)

 朱市長は、これまでの公共工事は自転車や歩行者への配慮に欠けていたと指摘。大漢溪の南北にある都心部を結び、自転車での通勤を可能にすると同時に、緑化設計の自転車道とすることで、景観を刷新すると語った。

 新北市政府城郷発展局の張温徳副局長は、幅員約40メートルの台65線快速公路の両側に、幅員10メートルの自転車道を設けると説明した。自転車だけでなく、歩行者も利用できる。地上の自転車道と接続し、都市交通システム(MRT)やバスへの乗り換えにも便利だ。

 同局によると、新北市民の44%がバイクを主な交通用具としており、仮に板橋区民、新荘区民の10%が自転車での通勤に切り替えれば、二酸化炭素(CO2)排出量を年間1万1,136トン削減できると試算している。