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日月光の上海工場増資案、政策審査を通過


ニュース 電子 作成日:2008年2月18日_記事番号:T00005554

日月光の上海工場増資案、政策審査を通過

 
 15日開かれた、重大投資を政策面から検討する部会(省庁)間審議会で、日月光半導体(ASE)の「日月光封装測試(上海)」への3,000万米ドルの増資案が審査を通過し、今週中に経済部投資審議委員会(投審会)から正式に認可が下りる見通しとなった。16日付経済日報が報じた。

 同増資案は、垂直統合型デバイスメーカー(IDM)やIC設計最大手の聯発科技(メディアテック)の需要に応えるため、生産能力の拡大を目的としている。特に、主要顧客である聯発科技(メディアテック)は携帯電話向けチップの中国での展開を進めており、日月光の上海工場拡充は、聯発の後工程のパッケージング・テスティング(封止・検査)に大きな受注増をもたらすとみられる。

 同社上海工場は既に台湾積体電路製造(TSMC)や中芯国際集成電路製造(SMIC)、米インテルなど、大手半導体メーカーから受注しており、昨年の売上高は2億米ドルを突破した。また業界では、日月光は今年同工場のワイヤーボンディングマシンの生産能力を、現在の1,200台から一気に2,500台に倍増させるとの観測が出ている。