ニュース 政治 作成日:2015年2月26日_記事番号:T00055559
国民党の朱立倫主席は25日、中央常務委員会(中常会)の席上、王金平立法院長の党籍確認訴訟について、「弁護士にこれ以上委任しない。王立法院長が国民党員だと確認されたことに疑義はない」と述べ、上告を断念することを正式に表明した。これにより、馬英九総統(同党前主席)は王立法院長の排除を目指した足掛け3年の政争に敗れた格好だ。26日付自由時報が伝えた。
朱主席(中)の上告断念表明後、中常会委員らから賛同の拍手が起きた(25日=中央社)
朱主席は「馬前主席の任期中に考核紀律委員会が王立法院長に下した党籍剥奪処分については、新たに組織される考核紀律委が新たな規律制度に沿って処理する」と説明した。
王立法院長は2013年9月、検察幹部への圧力疑惑で党籍剥奪処分を受け、党籍確認訴訟を起こした。党籍剥奪の背景には馬総統との党内抗争があり、処分決定は馬総統が主導したとされる。
国民党は一、二審で相次いで敗訴し、最高法院に上告の手続きを取ったが、昨年11月の統一地方選敗北以降、上告取り下げ論が急浮上し、選挙後に就任した朱主席が上告取り下げの決断を下した格好だ。
馬前主席は今回の上告取り下げについて、「失望を表明せざるを得ず、受け入れることはできない」とする長文の声明を発表した。
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