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住宅キャンペーンの329檔期、台北・新北市に物件集中


ニュース 建設 作成日:2015年2月26日_記事番号:T00055565

住宅キャンペーンの329檔期、台北・新北市に物件集中

 住宅情報サイト「好房網(ハウスファン)」の統計によると、不動産業界の伝統的なキャンペーン期間「329檔期」(3~4月)における、台湾北部(台北市、新北市、基隆市、桃園市、新竹県)の住宅物件(建設前の予約販売、完成済みの双方を含む)の総額は2,528億台湾元(約9,600億円)に上り、うち台北市(1,299億元)、新北市(663億元)だけで77.6%占める見通しだ。26日付工商時報が報じた。

 一方、桃園市(211億元)、新竹県(161億元)の販売額は大幅に減少しており、今年、住宅価格の下落が予想される中、建設業者が下落への抵抗力が強い台北、新北市を主戦場とする意向がうかがえる。

 なお台湾北部における個別プロジェクトで販売総額が10億元を超える建設案件は46件で、台北市では万華区、中正区、北投区に比較的多く集まっているという。また大安区の高級マンション「和平大苑」と士林区の「欣翰士林官邸」は販売総額が各270億元に上り、同市の高級住宅市場の動向を占う重要な指標となりそうだ。

 その他の販売額は、台中市は486億元、高雄市は78億元に上る見通しだ。