ニュース 金融 作成日:2015年2月26日_記事番号:T00055566
中央銀行(中銀)が25日発表した1月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は5.03%と6カ月連続で縮小し、過去2年で最低だった。一方、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は5.86%と3カ月連続拡大し、過去8カ月で最高だった。M1Bの伸び率がM2の伸び率を下回り、2年4カ月ぶりに下げ相場の指標とされる「デッドクロス」に転じた。26日付工商時報が報じた。
中銀関係者は1月のM1B伸び率縮小の主因について、比較対象の昨年1月は春節(旧正月、同年1月31日)に重なり、個人が口座から現金を続々と引き出したためと指摘した。一方、M2伸び率拡大については、外資純流入額29億2,700万米ドルがけん引し、市場への潤沢な資金供給が維持されているためと分析した。
銀行主管は、2月は季節要因によりM1Bの伸び率が拡大に転じると予想。ただ上半期はM1Bの伸び率がM2の伸び率を上回る「ゴールデンクロス」とデッドクロスが毎月交互に出現する可能性が高いと予測した。
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