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義聯ベトナム製鉄所計画、JFEから補償金245万ドル


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年2月26日_記事番号:T00055573

義聯ベトナム製鉄所計画、JFEから補償金245万ドル

 義聯集団(Eユナイテッド・グループ)は25日、ベトナムで計画している一貫製鉄所「広聯大製鉄所」(クアンガイ省ズンクアット経済区)建設プロジェクトへの参画を断念したJFEスチールから、245万米ドルの補償金を受領した。26日付経済日報が報じた。

 義聯とJFEは2012年3月、広聯大製鉄所の事業性検証(Feasibility Study、FS)の実施で覚書(MOU)を結んだが、JFEは昨年9月、アジア全体で鋼材が供給過剰に陥っており、十分な経済性が得られないとして同プロジェクトへの参画断念を発表した。義聯傘下で同製鉄所に67%出資する燁輝企業(YP)の陳永賢・財務副総経理は、両社はその後共同で、JFEが義聯に支払う補償金を算出したと説明した。

 広聯大製鉄所は今後、義聯グループのみで建設する見通しだ。陳・財務副総経理は、JFEの参画断念は同製鉄所計画に影響はなく、ベトナム政府にも説明済みだと指摘。ただ義聯は製鉄所の設計や設備など、細部変更を含めた投資計画見直しが必要になると話した。