ニュース 社会 作成日:2015年3月2日_記事番号:T00055586
柯文哲台北市長は2月28日、国民党政府が台湾住民を弾圧した「228事件(1947年)」の68周年記念式典で馬英九総統との握手を2回断り波紋を広げている。1日付自由時報が報じた。
柯台北市長(左)に握手を拒否された馬総統(右)は、台北市と中央政府は共に社会の調和を推進したいと語った(28日=中央社)
柯市長は握手を拒んだ理由について、「1回目は手にティッシュペーパーを握っており、(鼻水で)湿っていたため、握手するには申し訳なかった。2回目はあまりに突然で心の準備ができていなかった。次は心の準備がある際に馬総統と握手したい」と述べた。
両者の握手をめぐる事件はこれが初めてではない。1月1日に総統府前で行われた国旗掲揚式でも、青天白日満地紅旗を手にしたままの右手で視線を合わさずに握手を交わした場面が報じられていた。
国民党関係者はインターネット上に「柯文哲は礼儀を欠く」と書き込むなど不満を表明した。
柯市長の祖父、柯世元氏は228事件発生後に各地で行われた知識分子掃討で1カ月にわたり拘束された。釈放後は床に伏し3年でこの世を去った。柯市長は式典のあいさつで「228事件は祖父の命を奪い、父の人生と私の感情を傷付けた」などと述べ、壇上で泣き崩れた。その上で、「台湾人は自分の運命を自分で決めなければならず、台湾人はこの土地の主人とならなければならない」と強調した。
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