ニュース 電子 作成日:2015年3月2日_記事番号:T00055604
アップルが9日米国の発表会で腕時計型ウエアラブル(装着型)端末、アップルウオッチの発売日を発表すると予想される中、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)だけでなく、鴻海精密工業も先月受注が決まり、早ければ4月から両社が同時に出荷するとの市場観測が出ている。クアンタと鴻海はノーコメントだ。2日付蘋果日報などが報じた。
クアンタはアップルウオッチ受注のため中国・江蘇省蘇州市の常熟工場に100億台湾元(約380億円)を投じたとされ、証券会社は、鴻海に一部受注を奪われたとすれば、打撃は大きいと指摘した。
一方、業界関係者は、クアンタの独占受注に変更はなく、3月の出荷に間に合うよう、アップルの協力によってクアンタ常熟工場に鴻海の労働力を動員しただけとの見方を示した。その根拠として、クアンタの常熟工場は2万~3万人まで増えたものの、予定していた3万~4万人に届いていないことを挙げた。さらに、鴻海が2月に新製品を受注して3月に出荷するスケジュールは無理があり、従来もアップルはまず1社に発注し、半年後など売れ行きが軌道に乗ってから2社目の委託先を検討していると指摘した。
市場調査会社の拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)は、今年のアップルウオッチ出荷台数は700万台、ウエアラブル端末全体では6,570万台で前年比67%増と予測している。
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