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金車の「伯朗咖啡」、発売33年で初の値上げ


ニュース 食品 作成日:2015年3月3日_記事番号:T00055621

金車の「伯朗咖啡」、発売33年で初の値上げ

 食品大手、金車集団(キングカー)は1日、台湾の缶入りコーヒー市場首位の「伯朗咖啡(ミスターブラウン・コーヒー)」について、全8製品のうちブルーマウンテンなど5製品を1缶20台湾元から23元(約88円)へと15%値上げした。同ブランドの値上げは1982年の発売以来初めて。一方、1缶25元のマンデリンなどは価格を据え置いた。3日付工商時報などが報じた。

 金車集団は、原料のコーヒー豆が01年と比較して2~8割、粉ミルクが2倍に高騰したことや、人件費が6~7割上昇したことを値上げの理由に挙げた。

 「伯朗咖啡」は82年の発売時、1缶20元の当時としては最も高い価格で話題をさらい、缶コーヒー市場でシェア1位となった。海外でもドイツとキプロスの缶コーヒー市場でシェア首位となり、近年は香港や、上海など中国の大都市に販売を拡大するなど、毎年2桁台の成長率を達成しているとみられている。