ニュース 運輸 作成日:2015年3月3日_記事番号:T00055622
交通部民用航空局(民航局)は2日、中国が台湾の同意を得ないまま台湾海峡上空に航空機の新航路4本を設定した問題について、中国側がうち3本を使用せず、残る1本も使用開始を延期し、飛行ルートもずらすことなどで合意したと発表した。新航路は5日から使用開始する予定だったが、台湾側の強い反発を受けて中国側が譲歩した格好だ。3日付工商時報が報じた。
林志明・民航局長は「M503航路は今後も飛行試験結果をみて安全を確保していく」と話した(2日=中央社)
民航局は新航路について中国側と昨年12月から計5回にわたる会合を開いた。同局によると、中国は新航路のうちM503(台湾海峡を南北に縦貫)について▽使用開始を延期し、使用開始時期は双方が再協議する▽実際の飛行ルートを西に6カイリ(約11キロメートル)ずらす▽南向きルートのみ採用する▽緊急時には一律西側に飛行ルートをずらす▽航路変更内容をNOTAM(ノータム、航空情報)として公開する▽民間航空機のみが使用する──ことで合意した。残る3本(W121、W122、W123)は当面使用せず、使用開始時期は双方が再協議することで合意した。
一方、民航局は、上海〜香港のA470航路混雑で安全の懸念が高まっているため、新航路を設定する必要があったとの中国側の主張には理解を示した。
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