ニュース 運輸 作成日:2015年3月4日_記事番号:T00055651
財政難で破産が避けられない状況となっている台湾高速鉄路(高鉄)をめぐり、株主の中華開発工業銀行と欣陸国際が計11億台湾元(約42億円)相当の特別株の買い取りを高鉄に求めた訴訟で、二審の台湾高等法院は3日、原告勝訴の判決を言い渡した。高鉄は上告する構えだが、高鉄が敗訴する可能性が高まっている。4日付工商時報が伝えた。
最高法院での上告審で高鉄敗訴が確定した場合、高鉄は異なる年度に発行した特別株の買い取りを株主から一斉に求められ、財務的にさらに苦しい立場に追い込まれる。
今回の判決で、高等法院は特別株の買い取り代金として、開発工銀への9億9,510万元、欣陸国際への1億2,300万元の支払いを高鉄に命じた。高鉄の手持ち現金は現在、18億元しか残っていない状況だ。
高等法院は原告勝訴について、特別株の契約期限である4年が経過している点、会社法が特別株の買い取り義務を定めている点を挙げた。
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