ニュース 石油・化学 作成日:2015年3月4日_記事番号:T00055655
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(通称五軽)が今年末で閉鎖されることに伴う石化業界へのエチレン供給不安を解消するため、提携に向けた交渉を進めている。4日付経済日報が伝えた。
台塑化のプラントがある雲林県麦寮郷から高雄港にエチレンを輸送し、CPCの川下メーカーに供給する構想で、交渉がまとまれば、第2四半期にも供給が始まる見通しだ。ライバル関係にある両社が原料輸送分野で提携するのは異例だ。
台塑化の曹明総経理は「石化業界全体を支援するため、CPCの川下メーカーにおける原料不足を解消することについて、既に台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵総裁の賛成を取り付けている」と説明。将来的に協力分野がナフサの共同輸送、CPCによる台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)へのミックスキシレン(MX)供給などに拡大される可能性もあると指摘した。
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