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東台精機、仏工作機械メーカー買収


ニュース 機械 作成日:2015年3月4日_記事番号:T00055657

東台精機、仏工作機械メーカー買収

 工作機械大手の東台精機(東台マシン&ツール)は3日、仏プジョー・シトロエングループ(PSA)の高級工作機械メーカー、PCI-Scemmを約2億台湾元(約7億6,000万円)で買収すると発表した。3月末に契約する。4日付工商時報などが伝えた。

 東台精機の厳瑞雄董事長は「初の海外企業の買収案件であり、特に意義がある」と述べ、技術交流、ブランドイメージ向上、市場へのアクセス、販路共有などで相乗効果が得られると指摘した。東台精機は今後、欧州自動車産業向けの市場攻略が容易になるとみられる。

 厳董事長は特に技術交流について、PCI-Scemmはエンジンと駆動システム、東台はシャーシやブレーキ向けの工作機械に強みを持っており、双方が異なる加工領域で技術と経験をシェアできると指摘した。

 PCI-Scemmはプジョー系の工作機械メーカーとして発足し、リヨン郊外に本社を置く。横型マシニングセンターなどが主力商品。昨年の売上高は3,077万ユーロ(約41億円)。従業員120人は買収後も全員が継続雇用される。