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総統選不出馬意向、朱主席が王立法院長に伝達か


ニュース 政治 作成日:2015年3月5日_記事番号:T00055669

総統選不出馬意向、朱主席が王立法院長に伝達か

 国民党の朱立倫主席が1カ月ほど前、王金平立法院長(同党副主席)に対し、来年行われる総統選挙に出馬しない意向を仲介者を通じて伝えたもようだ。有力週刊誌「壱週刊」が報道したもので、王立法院長が4日、事実確認を求める台湾メディアに明らかにした。5日付蘋果日報が報じた。


王立法院長に対しては、総統選で国民党が敗北した後の党主席を狙っているとの観測もある(4日=中央社)

 王立法院長によると、朱主席の義理の父で元台湾省議会議長の高育仁氏と著名キャスターの胡忠信氏の2人が伝達役となった。ただ、朱主席と高氏は共にこれを否定した。

 王立法院長にも総統選への出馬意向が伝えられているが、「勧める声はあるが、私にも自身の考えがある」と進退については明らかにしなかった。王立法院長に近い人物によると、王立法院長の関心は「出馬するか否か」から「当選できるかどうか」に移っており、国民党が予備選挙の実施要項を発表した後、立候補を宣言する可能性があるという。

 党内には王立法院長が総統候補で、朱主席が副総統候補のペアを組むのが望ましいという意見もあれば、王立法院長が立候補に踏み切る可能性は低いとの見方もある。