ニュース 電子 作成日:2015年3月5日_記事番号:T00055690
日刊工業新聞が4日、EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手の鴻海精密工業がシャープとの資本提携交渉再開を検討していると伝えたことに対し、鴻海の広報は同日、メディアの取材に「関連事項についてはコメントしない」と回答した。5日付経済日報が報じた。
シャープと鴻海は2012年3月に資本提携を結ぶと発表したものの、その後、シャープ株の急落を受けた出資条件などの見直しで交渉がまとまらず、翌年3月に事実上白紙に戻った。また昨年8月にはシャープの高橋興三社長がメディアに「鴻海と大規模な提携を行う可能性はない」と語っており、両社の提携は完全に消滅したとの見方が強まっていた。
なおシャープは最近、主力取引行に1,500億円規模の資本支援を要請するなど、再び経営危機を迎えている。こうした中、鴻海との提携の可能性が再浮上したことになるが、12年の提携発表当時、両社は交渉期限を今年3月までとしているため、近いうちに何らかの動きが見られると業界では予測されている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722