ニュース 社会 作成日:2015年3月6日_記事番号:T00055695
夫のうるさいいびきに耐えかねた妻が、夫が寝ているところをスマートフォンで録画してそのひどさを自覚させようと考えた。しかし、妻がその映像を夫の友人にまで転送したため夫の怒りを買い、「プライパシーの侵害」で訴えられる事態となった。
この妻(42)は一昨年8月に結婚して以降、夫(50)のいびきがうるさすぎて眠れないと悩んでおり、病院で診てもらうよう何度も夫に依頼した。すると夫は、まず自分の寝姿を録画して、どれほどいびきをかいているのか把握した上で、その後の対策を考えようと提案した。そこで妻はハネムーンから戻ったばかりの同年12月、桃園市の自宅で録画を実行した。
ただ、妻がちょっとした出来心から、録画した映像を夫の友人に転送してしまったことが思わぬ災難を呼び寄せてしまった。夫は映像を見た友人に嘲笑され、恥をかかされたと感じ、夫婦間の関係が冷え込んできていたことも手伝って、昨年、「盗撮画像を拡散され、プライバシーを侵害された」として妻を告訴した。
桃園地方検察署は「映像を拡散させたとはいえない」として妻を不起訴としたものの、怒りが収まらない夫は再審査を要請。そして妻が夫の承諾なく録画したことを認めたことから、検察はこのほど妻を「他人のプライベートな行動を盗撮した」として「妨害秘密罪」で起訴する方針を固めた。
弁護士によると、他人のプライベートな行動を盗撮した場合、3年以下の懲役または30万台湾元以下の罰金が科せられるという。ただ、今回の騒動に対し市民からは「夫婦間の問題を法廷に持ち込むべきではない」など批判的な意見が出ている。
なお、この夫婦は交際期間中に、夫が性行為中の場面を盗撮して友人に見せたたため、妻が訴えるという騒動を起こしている。その後、夫のプロポーズにほだされて結婚したという経緯があり、もともと「お騒がせカップル」だったようだ。
現在2人は別居中で離婚協議を進めているそうだが、そもそも一緒になるべきではなかったというのが衆目の一致するところだろう。
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