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輸入サプリ、価格4倍も


ニュース 食品 作成日:2015年3月6日_記事番号:T00055709

輸入サプリ、価格4倍も

 海外のサプリメントが台湾で1.3~4倍高く販売されているとの調査結果が5日、財団法人消費者文教基金会(消基会)から発表された。特に米GNCの視力維持をうたうルテイン(60粒入り)は、米国で21.99米ドル、694台湾元相当だが、台湾の販売価格は2,850元(約1万円)と4倍以上で、消基会は不合理だと批判した。6日付蘋果日報が報じた。

 消基会は、GNCとDHCのサプリメント5種類を対象に、それぞれの公式サイト、および台湾サイトを比較した。GNCは台湾価格が米国の平均3.4倍で、DHCは日本の平均2.3倍だった。DHCのブルーベリーエキス(60粒入り)は680元と、日本の公式サイトの2.8倍で、他は▽ビタミンC(60粒入り)、2.5倍▽ローヤルゼリー(90粒入り)、2.3倍▽マルチビタミン(30粒入り)、2.5倍▽ガルシニアエキス(150粒入り)、1.37倍──だった。

 GNC台湾支社は、一部商品は空輸で、関税30%がかかる上、専売店で販売しているため人材育成も必要だとしつつ、会員になれば2~4割引きで買えると説明した。

 DHC台湾支社も、輸送費、関税、販売費などコストがかかるためと説明した。数カ月ごとにキャンペーンを実施しており、決して荒稼ぎしていないと強調した。

 台湾人はサプリメント・健康食品を好み、市場規模は年間1,000億元とされ、特にビタミンや魚油が人気だ。