ニュース 建設 作成日:2015年3月6日_記事番号:T00055710
台北市政府体育局は5日、台北市の松山たばこ工場跡地での台北文化体育園区(通称・台北ドーム)建設工事をめぐり、事業者の遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)から出されていた350日間の工期延長申請を却下したことを明らかにした。6日付経済日報が伝えた。
台北市体育局は、無事に完成させて17年の台北ユニバーシアードで使用できるに越したことはないが、契約や法令は従わなければならないと説明した(6日=中央社)
これにより、昨年12月28日の完工期限が過ぎている台北ドーム建設工事は、既に契約違反状態となっており、工期が1日遅延するたびに5万台湾元(約19万円)の罰金(最高300万元)が適用される。具体的な罰金処分時期については別途検討する。
台北ドームは2011年6月の建設許可取得段階では完工期限が昨年6月30日となっていたが、郝龍斌前市長の在任中に工期が昨年12月28日まで181日延長されていた。
一方、6日付自由時報によると、台北ドームの工事現場で、周辺樹木の保護を訴えるボランティアグループは、工事現場周辺の歩道の路面がゆがんでおり、地盤沈下が起きている可能性があると指摘した。光復南路側の歩道には亀裂が確認できるという。
ボランティアグループは「法律に従い、台北ドーム工事の即時中断を求めるべきだ」と訴えた。
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