義聯集団（Ｅユナイテッド・グループ）の林義守董事長は５日、インドネシアの赤土ニッケル鉱区に150億台湾元（約570億円）を投じたことを明かした。ニッケル鉱石採掘からステンレス原料のニッケル銑鉄（ＮＰＩ）製錬、ステンレス製品生産まで一貫した垂直統合を進める計画だ。中国市場での競争が激化しており、同社は原料コストを削減し価格競争力向上を図る。６日付工商時報などが報じた。
義聯は２年以内の投資計画完了を目指す。林董事長は、生産設備の見積もり依頼も完了しており、計画は急ピッチで進められると話した。
林董事長は、ニッケル鉱石からステンレス製品までの一貫生産体制構築は台湾初の試みだと指摘した（５日＝中央社）
