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3月のテレビ用パネル価格、全面下落


ニュース 電子 作成日:2015年3月6日_記事番号:T00055718

3月のテレビ用パネル価格、全面下落

 市場調査会社、ディスプレイサーチが5日発表した3月のテレビ用液晶パネル価格は軒並み1~2%の下落に転じた。中国で第8.5世代パネル工場の生産ラインが3~4本稼働した上、テレビブランドがパネルメーカーに値下げを迫っており、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)の上半期の利益に影響しそうだ。6日付経済日報が報じた。

 3月のテレビ用パネル価格は、32、40/42、48、50インチなど全面下落した。中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)、深圳市華星光電技術(CSOT)の8.5世代工場の稼働が価格下落を招いた。

 ロシアや中南米など新興国の通貨大幅下落を受け、韓国、中国、欧米などのテレビブランドがパネル調達の手を緩めていることも、テレビ用パネル価格の下落につながっている。ディスプレイサーチは、テレビブランドは従来、市場シェア拡大のために赤字覚悟でテレビを売っていたが、現在は利益優先で、在庫処分を進めていると指摘した。