ニュース 政治 作成日:2015年3月9日_記事番号:T00055728
柯文哲台北市長は6日、中台関係をめぐる認識の差で中国との都市外交が不透明となる中、台北市と上海市による共同フォーラムを「必ず開催すべきだ」と述べ、上海市側に正式に文書で申し入れる考えを表明した。柯市長によると、上海市とはこれまでも非公式に文書のやりとりを行っているという。7日付聯合報が伝えた。
中国の習近平政権は最近、中台が「一つの中国」の原則を堅持するなどとした「1992年の共通認識」(92共識)の順守を重ねて呼び掛けている。これに対し、柯市長は共通認識は存在しないとの立場を取っており、中国側との摩擦が予想されている。
柯市長は「我々は相手の主張を尊重しているのだから、相手側も我々の歴史を尊重すべきだ。そして、現在ある基礎に基づき前進すべきだ」と呼び掛けた。
一方、上海市の楊雄市長は「上海と台北はこれまでも92共識に基づき協力してきた。これからもそうありたい」と述べたが、共同フォーラムの開催継続については言及しなかった。
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