ニュース 公益 作成日:2015年3月9日_記事番号:T00055732
春節(旧正月)以降、台湾北部で少雨が続き、新北市(林口、板新)、桃園市、苗栗県の工業用大口使用者に対し第2段階給水制限が行われる中、新北市や桃園市一円に水道水を供給する石門ダム(桃園市)では水位が過去最低に落ち込んでおり、7日時点の貯水率は25%余りとなっている。第3段階給水制限(民生用を含む隔日断水)実施への警戒感が高まっている。8日付中国時報などが報じた。
馬英九総統(前右)は7日、石門ダムへ赴き、水不足の現状を視察した(7日=中央社)
経済部水利署は先ごろ、5月末までは第3段階給水制限へ移行することはないとの見方を示したが、ダムの水位低下は予想以上に深刻で、見通しの把握が困難な状況だ。経済部関係者は7日、石門ダムおよび永和山ダム(苗栗県)から給水を受けるエリアでは第3段階への移行が前倒しされる可能性もあると語った。
これが現実となった場合、1週間に2日間の断水が生じることになり、使用者約160万件に影響が及ぶ。
一方、中央気象局は6日、台湾北部では今後2週間にある程度の降雨が見込めるとの予報を示したが、南部では5月の梅雨入りまでまとまった雨が期待できず、南部でも水不足が深刻さを増しそうだ。
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