ニュース 石油・化学 作成日:2015年3月9日_記事番号:T00055740
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した2月の合計の連結売上高は、春節(旧正月)休暇の影響で前月比7.9%減、前年同月比28.9%減の1,112億8,200万台湾元(約4,260億円)となった。川上に当たる台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は、当面の原油価格が下げ止まったことを受けて唯一前月比増収に転じており、4社とも最悪期は過ぎ去ったとして3月以降の業績回復を見込んでいる。7日付経済日報などが報じた。
各社の2月連結売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、125億6,100万元(前月比26.0%減・前年同月比19.4%減)▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス、南亜プラ)、233億1,500万元(前月比14.7%減・前年同月比3.2%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、244億元(前月比9.5%減、前年同月比22.4%減)▽台塑化、510億600万元(前月比2.9%増・前年同月比40.3%減)──。
3月の見通しについて林健男・台塑総経理は、原油価格の安定の他、川下メーカーの積極的な在庫補充を受けて、設備稼働率が前月比12ポイント上昇し、95%に達することが見込まれると説明した。
なお、今後の石油価格について台塑化は、中東情勢の行方は不透明ではあるが、3月には1バレル当たり60米ドル前後まで上昇すると予測した。
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