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台湾・中国製ステンレス鋼板、EUが臨時反ダンピング関税か


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年3月9日_記事番号:T00055743

台湾・中国製ステンレス鋼板、EUが臨時反ダンピング関税か

 欧州連合(EU)は台湾、中国製のステンレス冷延鋼板について、半年の臨時反ダンピング(不当廉売)関税を適用する方針を固め、今月26日にも実施するもようだ。税率は台湾製が約12%、中国製が約25%となる見通しだ。ロイター通信が複数の消息筋の話として伝えた。

 欧州鉄鋼連盟は昨年5月、台湾、中国製のステンレス冷延鋼板にダンピングの疑いがあるとして、EUに提訴。EUは同年6月に調査開始を決めた。

 臨時反ダンピング関税を正式課税に移行するかどうかは、今年9月に最終調査結果がまとまった段階で決定する。

 台湾と中国は2013年にステンレス冷延鋼板を6億2,000万ユーロ(約810億円)相当輸出し、現地で市場シェア17%を占めている。中国政府の鉄鋼メーカーへの不当な補助金支給に関するEUの調査結果も9月にまとまる予定だ。