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東陽が1600万ドルで和解、米反トラスト訴訟で


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年3月9日_記事番号:T00055744

東陽が1600万ドルで和解、米反トラスト訴訟で

 自動車部品大手、東陽実業廠は6日、板金製品について反トラスト法(競争法)違反行為で損害を受けたとする米国企業2社に和解金1,600万米ドルを支払うことで合意に達したと発表した。東陽は、昨年の利益は25%減るが、長期的には米国のアフターマーケット(AM)市場展開にプラスに働くと強調した。7日付蘋果日報が報じた。

 米2社はウィスコンシン州の連邦地裁に対し、東陽が2010年に合併した台湾開億工業とその米国の孫会社、「TYG PRODUCTS」を訴えていた。

 同社主管は、米国は重要市場の一つで、同国へのAM製品の売上高構成比は約60%と説明した。北米では年初に暴風雪に襲われた他、景気が回復しており、同社は昨年第4四半期から今年第1四半期にかけて需要期が続いている他、新生産ラインを相次いで稼働しており、今回の和解が受注拡大につながると予測した。

 また、自動車部品市場全体の今年の見通しは明るいと予測し、同社業績は拡大すると期待感を示した。