ニュース 運輸 作成日:2015年3月10日_記事番号:T00055762
交通部民用航空局(民航局)の林俊良・標準組長は9日、昨年7月と今年2月に旅客機墜落事故を起こした復興航空(トランスアジア航空)で、事故機と同じATR機を操縦するパイロット(68人)に実施している口頭試験および実技試験について、対象をエアバスA320、A321、A330機のパイロット95人にも拡大することを明らかにした。6月末までに完了する予定だ。民航局が航空会社の全パイロットを対象に試験を要求するのは初めて。10日付蘋果日報が報じた。
ATR機のパイロットに対する口頭試験は先月行われたが、参加した55人のうち、18%に当たる10人が不合格となり、同社の訓練や制度に疑問が呈された。不合格となった10人は再訓練を受け、試験に合格するまで操縦業務に就くことができない。また、合格者は操縦業務が可能だが、平行して訓練、実技試験を受ける。今月末に完了する予定だ。
なお、林組長は復興航空傘下の格安航空会社(LCC)、威航(Vエアー)のパイロットの多くが復興航空出身のため、監督を強化する方針を示した。また、別の域内航空会社1社に対しても復興航空同様の試験を課すことを明らかにした。社名は公表しておらず、「予防のための安全強化措置」と説明した。
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