ニュース 電子 作成日:2015年3月10日_記事番号:T00055776
米アップルが9日、日米中などで4月24日に発売すると発表した同社初の腕時計型ウエアラブル(装着型)端末、「アップルウオッチ」について通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の鄭智衡営銷長は同日、「速やかに販売を開始する」と語った。ただ、10日付蘋果日報は同製品が上半期中に台湾で発売されるか否かについて「生産量および世界の主要市場への分配量によって決まり、依然不透明な状況だ」と指摘している。
左からスポーツモデル、高級モデル、標準モデル。ディスプレイサイズは2種類ずつ用意している(アップルリリースより)
アップルウオッチは時計としての機能の他、スマートフォン「iPhone」と連動してメッセージの送受信や通話が可能な他、ユーザーの健康や体の動きの管理、レジでの支払い機能などを備える。ステンレスケースを採用した標準モデル、アルミニウムケースを採用したスポーツ向けモデル、18金を使った高級モデルの3種類を用意しており、価格は標準モデルが549〜1,099米ドル、スポーツ向けが349〜399米ドル、高級モデルが1万米ドル〜となっている。
遠伝の鄭営銷長は、「アップルウオッチ発売が消費者のウエアラブル端末購買意欲を刺激し、今年の業界の成長をけん引役となることを期待する」と語り、同社では第4世代移動通信規格(4G)対応スマートフォンとセット販売を計画していることを明らかにした。
ただ、台湾においてウエアラブル端末は依然プロモーション段階にあり、遠伝でも購入者は100人中5人程度にとどまっている。このため、鄭営銷長は「台湾で急速な販売増を実現するには『キラーアプリ』の出現が必要」との見方を示した。
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