ニュース 運輸 作成日:2015年3月11日_記事番号:T00055789
高雄都市交通システム(MRT)運営会社、高雄捷運(KRTC)の郝建生董事長は、今年は損益均衡、来年は黒字転換を目指すと表明した。昨年は1日当たり旅客数が延べ16万9,000人に達し、損失が2億台湾元(約7億7,000万円)近くまで縮小、今年1~2月は1日当たり旅客数が延べ17万8,000~17万9,000人に増えたという。11日付工商時報が報じた。
郝董事長は、昨年の旅客数の伸び率が1%と当初計画していた3%に届いていないのは、7月末の爆発事故の影響で台湾内外からの高雄への旅行者が減少したためと述べた。もはや旅客数を増やすだけでは黒字転換は困難で、周辺の土地開発が必須と指摘した。例えば、鈴鹿サーキット国際レーシングコースをイメージしたレンタルカートコースを併設する複合商業施設、大魯閣草衙道(タロコパーク高雄)が年末にオープンする予定で、これにより1日当たり旅客数が延べ5,000人増えると見込め、賃料収入などを合わせれば、損益均衡の可能性があると述べた。
同社は従来、巨額の設備の減価償却に加え、旅客数が不十分で、毎年25億元近い赤字だったが、契約見直しにより減価償却費が高雄市政府の帰属となった上、コスト削減、高雄MRT利用促進が奏功し、昨年は損失が大幅に縮小した。
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