ニュース 電子 作成日:2015年3月11日_記事番号:T00055808
11日付電子時報によると、昨年下半期から続けられていた東芝と台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の戦略提携交渉が決裂したと伝えられている。東芝はDRAM技術の確保を目的に、南亜科技に10億米ドルを出資する計画とされていたが、出資額が大き過ぎる上、条件面で折り合いがつかず、交渉を打ち切ったもようだ。
現在、世界のメモリー大手メーカーのうち、韓国のサムスン電子、SKハイニックスおよび米マイクロン・テクノロジーはDRAMとNAND型フラッシュメモリーの生産ラインを保有している。しかし、東芝はNAND型フラッシュメモリーの生産ラインしか持たず、南亜科技と提携を結ぶことでDRAM技術を獲得し、マルチチップパッケージ(MCP)分野で発展を図る狙いがあった。
なお20ナノメートル製造プロセスへの移行に巨額の資金を必要としている南亜科技は、今後台プラグループに支援を求めることになるが、台プラグループはDRAM市場を好感しており、支援に応じる姿勢を示しているとされる。
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