ニュース 電子 作成日:2015年3月11日_記事番号:T00055810
発光ダイオード(LED)産業で急速に需要が高まる中、4インチのサファイア基板に対応した有機金属気相エピタキシー(MOCVD)装置によるLEDチップ生産能力を強化する中国メーカーに対するリードを死守すべく、台湾メーカーが6インチ基板による生産比重拡大を進めている。11日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、2インチのサファイア基板価格が既に谷底に達し、今後大幅な下落が見込めない中、中台のLEDメーカーは今年、4インチ基板に対応した生産プロセスへの移行を加速させる見通しだ。
ただ4インチ基板による生産能力を着実に高める中国の主要LEDメーカーに対し、政府からの支援を欠く台湾メーカーは競争力確保のため、今年から6インチ基板による生産能力を大幅に拡大する方針だ。
台湾のLED大手、隆達電子(レクスター・エレクトロニクス)は今年、6インチ基板対応のMOCVD装置による量産を正式に開始する予定で、全体の生産能力を20〜25%拡充する計画だ。
またサファイア基板メーカーの兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー)では、昨年3%だった6インチ製品の売上高構成比が今年は5〜10%まで拡大すると見込んでいる。
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