ニュース 社会 作成日:2015年3月12日_記事番号:T00055815
ある男性が子供を喜ばせたいがために牧場から生まれたての子ヤギ2頭を盗んだものの、育て方が分からず困っていたところを捜査中の警察に発見され、窃盗容疑で送検される羽目となった。
新北市に住む男性容疑者(38)は、今月8日の日曜日、5歳と8歳の息子を連れて同市板橋区にある、ヤギを放し飼いにしている「メエメエ草原」という牧場公園に遊びに出掛けた。ここで餌やりを体験した子供たちは「かわいい」などと歓声を上げて大喜びし、自宅に帰ってからも父親に「また連れて行って」とせがんだという。
かわいい息子たちの頼みに心を動かされたこの父親は、あろうことか牧場からヤギを盗み出してプレゼントしようと思い立ち、その日の夜8時ごろメエメエ草原へと向かった。そして牧場の柵を壊して中に入り、5~6キログラムの子ヤギを選んで捕まえ、バイクの収納スペースに押し込んで連れ帰った。さらに1頭では寂しいだろうと考えた彼は夜10時にもう一度牧場へ向かい子ヤギをもう1頭盗んだ。家族には「知人にもらった」と説明していたそうだ。
ちなみに彼はヤギの盗み方について、ヒツジとこれを襲うオオカミが登場する中国の人気アニメ「喜羊羊と灰太狼」からヒントを得たそうだ。
翌日、2頭がいなくなったことに気付いた飼育員はすぐに警察に通報。同日午後、パトロール中の警察官が容疑者の自宅からヤギの声が聞こえることに気付き、調べたところ牧場から盗まれたヤギと発覚。父親は「子供が毎日楽しく暮らせるようにと考えて盗んでしまった」と自供した。
なお父親が盗んだ2頭のヤギは生後15日と19日の赤ちゃんヤギで、まだ母乳しか飲めず、他のエサは食べられなかった。このため、人間の残り物や葉っぱを与えてもまったく口にせず、困っていたようだ。
子供を喜ばせて株を上げようとした父親だったが、かえって軽蔑されることになりそうだ。
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