ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

9県市で隔日断水計画、4月末にも


ニュース 公益 作成日:2015年3月12日_記事番号:T00055822

9県市で隔日断水計画、4月末にも

 楊偉甫・経済部常務次長は11日、台湾は降雨量観測制度の整った1947年以来で最悪の干ばつに見舞われていると述べ、台湾自来水(台湾ウオーター、水道公社)が9県市での第3段階給水制限(隔日断水)の計画策定を完了したと明かした。最悪の場合、4月末から台中市で「4日給水2日断水」、その他の8県市で「2日給水2日断水」となり、使用者426万件が影響を受ける見通しだ。12日付蘋果日報が報じた。


石門ダム(桃園市)の貯水量は11日、過去最低を記録。水位は218.73メートルまで下がり、「深刻な下限水位」である223メートルを下回っている(中央社)

 第3段階給水制限の対象となるのは、▽新北市(林口、板新)▽桃園市▽新竹県市▽苗栗県▽台中市▽彰化県北部▽台南市▽高雄市──。

 楊常務次長は、「5日給水2日断水」では効果が限られると説明。水不足が最も深刻な新北市、桃園市、苗栗県で第3段階給水制限を先行実施した場合、1日当たり14%節水できるため、現在実施中の第1、2段階給水制限は解除すると話した。

 第3段階給水制限への移行を避けるため、経済部水利署は11日から、新北市、桃園市、苗栗県で夜間(午後11時~翌午前5時)の減圧給水措置を午後10時〜翌午前6時に2時間延長した。水不足を原因とした夜間減圧給水時間の延長は初めて。節水効果は1日当たり約7,000トンを見込む。