ニュース 石油・化学 作成日:2015年3月12日_記事番号:T00055829
台湾の石油・化学産業は今後、その中心地である高雄市において生じる「5つの試練」に直面し、これらの課題に中央、地方政府および業界各社が真摯に取り組む必要があると12日付工商時報は指摘している。
「5つの試練」とは具体的には▽台湾中油(CPC)・第5ナフサ分解プラント(通称五軽)の閉鎖、2015年末▽高雄市でパイプラインを使用する企業に対する同市内での本社設置義務付け問題、16年末▽大社石化工業専業区(大社区)の「乙種」降格、18年末▽CPCが前鎮区に設置するオイルタンクの移転、18年末▽南星計画区の石化専用区開発構想、時期未定──となる。
CPC五軽については既に生産を停止しており、川下メーカーへの原料供給は第4ナフサ分解プラント(高雄市林園区)および新第3ナフサ分解プラント(同)が賄っている。
なお前鎮区のオイルタンク移転について高雄市都市発展局の李怡徳局長は、移転後は同地から林園工業区などへの原料供給が止まるため、川下メーカーは新たに調達先を確保する必要があると指摘した。
また南星計画区の石化専用区開発構想について高雄市政府経済発展局の曽文生局長は、「現在当市と行政院の間で協議を進めているが、結論は出ていない」とコメントした。
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