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空港MRT駅周辺開発、経済効果1千億元も


ニュース 建設 作成日:2015年3月13日_記事番号:T00055855

空港MRT駅周辺開発、経済効果1千億元も

 年末の開通を目指す台湾桃園国際機場捷運(桃園国際空港MRT)の駅周辺開発で、新北市、桃園市の町並みが様変わりし、経済効果は1,000億台湾元(約3,800億円)以上と予想されている。空港MRTの1日当たり旅客数は延べ10万~14万人と見込まれている。13日付工商時報が報じた。

 政府関係者は、22駅ほぼ全てで開発計画があり、特に規模が大きいのは▽A4駅、新荘副都心▽A7駅、合宜住宅(低価格住宅)▽A11~16駅、桃園航空城▽A17~19駅、台湾高速鉄路(高鉄)特定区──の重大開発計画だと指摘した。

 交通部高速鉄路工程局(高鉄局)は12日、行政院会(閣議)で空港MRTの経費は1,138億5,000万元、今年2月末時点の進捗(しんちょく)率は95.49%で完成に近づいていると説明した。高鉄局は4月から走行試験、7月から模擬訓練、10~12月に完成検査を行う予定で、年末の全線開通を目指す。

 運営会社の桃園大衆捷運(桃園メトロ)は、実際の開通は検査結果次第で、同社と桃園市政府に年末開通のスケジュールはないと説明した。

 台北駅~桃園空港駅は途中停車駅の少ない「直通車」で35分。桃園メトロが桃園市政府に上半期に提出する運賃計画は200元前後と、高鉄局が想定していた160元を上回る見通しだ。