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復興航空董事長、交通事故現場から逃亡


ニュース 社会 作成日:2015年3月16日_記事番号:T00055870

復興航空董事長、交通事故現場から逃亡

 14日午前9時ごろ、復興航空(トランスアジア航空)の林明昇董事長(42)が運転する乗用車が新北市石碇区の追い越し禁止道路で強引に前方の車両を追い越し、対向車線を走ってきたバイクが山肌に激突する事故があった。バイクを運転していた男性(42)は左手の指を骨折するなど負傷した。16日付蘋果日報が伝えた。


林董事長。弁護士は、交通事故で逃亡した場合、最高で7年の懲役が科されると指摘した(15日=中央社)

 林董事長はその場を走り去ったが、バイクの男性が警察に傷害と公共危険の疑いで刑事告訴。林董事長は同日夜になって、警察の連絡を受け、出頭した。

 林董事長は追い越し禁止道路で強引に追い越しを図ったことは認める一方、「相手がバイクから転落するのは見ておらず、後方車両や自分が追い越した車両によって起きた事故ではないか」などと主張した。警察は取り調べ後、林董事長が現場から逃亡したと断定して書類送検した。

 林董事長本人は「責任が確定すれば、最後まで責任を負う」とコメントした。

 復興航空は先月、台北松山空港を離陸した直後の旅客機墜落事故などで賠償交渉はまだ妥結していない。事故現場から逃亡した林董事長の行動で、同社に対する風当たりがさらに強まるのは必至だ。