ニュース 医薬 作成日:2015年3月16日_記事番号:T00055878
バイオ3D(3次元)プリンターの開発を進める三鼎生物科技は、まず乳がん患者の乳房再建を対象とし、来年にも衛生福利部に対し、臓器や身体の一部の複製、臨床実験の実施を申請する方針だ。16日付経済日報が報じた。
また同社は1億台湾元(約3億8,000万円)以上の資金を投じ、GMP(適正製造規範)の認証を取得した臓器・器官複製工場を建設する計画で、早ければ今年8月に完成、年内に生産を開始できる見通しだ。なお同工場には10台以上のハイエンド・ロボットアームの他、米食品医薬品局(FDA)の認証を受けた専用設備を導入する予定だ。
三鼎生物科技は台北医学大学から派生した企業で、同大口腔医学院の欧耿良院長が総経理を務め、その技術チームが開発したバイオ3Dプリント技術は台湾、米国など9カ国・地域で特許権を取得している。
また同社は体外診断用医薬品向け技術、製品を開発する米ラムダジェン社と戦略提携を結び、将来的に、ラムダジェン社の疾病スクリーニングを受けた顧客に病気や怪我などが生じた場合、事前に取得した生物データを基に三鼎生物科技が臓器や器官を複製するといった事業の展開を視野に入れている。
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