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台湾スチレンモノマー、7月にコジェネシステム導入


ニュース 石油・化学 作成日:2015年3月16日_記事番号:T00055879

台湾スチレンモノマー、7月にコジェネシステム導入

 スチレンモノマー(SM)生産大手、台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー)は、7月にエネルギー効率の良いコジェネレーションシステムを導入した工場を稼働させる。投資額は14億台湾元(約54億円)で、SM1トン当たりの生産コストを40~50米ドル節減でき、1年間で3億6,000万~4億元の生産コスト削減を見込む。これにより利益の大幅改善を狙う。14日付工商時報が報じた。

 同社は最近の経営状況について、昨年は原油価格下落とプラスチック化学製品市況の冷え込みにより、設備稼働率が約50%まで落ち込んだが、今年はSM市況の回復で収益が改善しており、今年下半期も引き続き市況の回復が見込まれると説明した。

 なお、同社は今月、2本の生産ラインのうち1本を設備点検のため停止しているが、下旬には再稼働する予定だ。