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濃霧で海・空の便に乱れ、船舶衝突も


ニュース 社会 作成日:2015年3月18日_記事番号:T00055924

濃霧で海・空の便に乱れ、船舶衝突も

 台湾北部で17日、濃霧発生による視界不良で海と空の便に乱れが生じた。基隆港では3度にわたり船舶の入港を停止した他、桃園国際空港では滑走路の視界が基準の200メートルを下回り、午前5~9時10分まで4便が高雄国際空港(小港空港)着陸に変更となった。18日付自由時報などが報じた。


桃園空港の電光掲示板には、濃霧で離着陸に影響が出ていると表示された(17日=中央社)

 基隆市の碧砂漁港から370メートル沖の海上では正午ごろ、同港に入港を予定していた船舶「紳士号」と付近の八斗子漁港を出港したばかりの「海昌号」が衝突。乗組員7人のうち2人が負傷した。行政院海岸巡防署(海巡署)は、同日は東シナ海に濃霧が立ち込めており、視界は100メートルを下回っていたとした。

 環境保護署(環保署)は、北部で風がなく、気温が上昇したことで自動車やバイクから排出される揮発性有機化合物(VOC)と窒素酸化物が大気中で化学反応を起こし、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が高まったと説明した。北部では4~9月にかけて、南風で運ばれた汚染物質がとどまるとして注意を呼び掛けた。