ニュース 運輸 作成日:2015年3月18日_記事番号:T00055933
交通部鉄路改建工程局(鉄工局)の胡湘麟局長は17日、台北から宜蘭に至る台湾鉄路(台鉄)の直線化構想に関連し、「環境影響評価を通過すれば、(直線化ルートの)計画立案を進め、早ければ6月にも報告を発表する。ただ、反対意見も根強いため、代替案も取りまとめて同時に発表したい」と述べた。18日付自由時報が伝えた。
直線化ルートをめぐっては、当初最短ルートとなる翡翠ダムを貫くルート(36.3キロメートル)が検討されたが、環境への影響が懸念されたため断念。現在は新北市双渓区から宜蘭県頭城鎮に至るルート(53キロメートル)で検討が進んでいる。
ただ、現在検討中のルートでは、台北~宜蘭間の時間短縮効果が18分しかないため、メリットが小さい。このため、既存線路の改善も一つの選択肢になる見通しだ。
一方、柯文哲台北市長は環境問題の解決を前提として、翡翠ダム経由の最短ルートを採用すべきだと提言している。直線化で最も恩恵を受ける宜蘭県も検討作業の推移にやきもきしている。
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