ニュース 政治 作成日:2015年3月19日_記事番号:T00055956
中台関係の専門家として知られる蘇起・元国家安全会議秘書長は18日、中台間の「1992年の共通認識」(92共識)について「その基礎は『一つの中国』という概念にあり、この概念は世界の全ての国家が支持している。支持しないのは民進党だけだ」と指摘。その上で「民進党が92共識を認めないのであれば、両岸(中台)関係についての大陸側と妥協できるより優れた解釈を提示すべきで、それができなければ大陸のみならず他の国家との関係にも問題が生じる」と語った。19日付中国時報などが報じた。
蘇氏(左3)は、肩書をこれ以上増やしたくないと述べた(18日=中央社)
蘇氏はまた「両岸交流は中断させてはならないというのが過去20年間の経験で得た重要な教訓だ」と指摘すると同時に「92共識は万能薬ではないが、現時点では(中台間の)問題解決に有効」との見方を示し、中国側の92共識を堅持するという意志が非常に固い中、皆で妥協点を探るべきだと呼び掛けた。
なお柯文哲台北市長が同市の対中事務を担当する部署「大陸工作小組」に蘇氏を招へいする意向を持っているとされることについて同氏は、「執筆などで忙しく、新たな役職に就くつもりはない」と就任する考えはないとの考えを示した。
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