ニュース 社会 作成日:2015年3月20日_記事番号:T00055975
このほど男3人グループが台南で葬儀会社の車を盗んだところ、車内に新品の骨つぼ50個を発見した。処分に困ってグループの1人が実家のベッドの下に隠したところ、この男の父親が翌日に死亡。「罰が当たった」と震え上がった3人は、慌てて骨つぼを元に戻して車を別の場所に乗り捨て、葬儀会社に取りに行くよう連絡を入れた。
専門家は「新品の骨つぼを家に置くことは、まるでその骨つぼを早く使いたいと言ってるようなものだ」と指摘した(19日=中央社)
車を盗んだのはいずれも窃盗や麻薬所持の前科のある37〜46歳の男3人から成る窃盗グループで、今回はまず交通手段として使う車を調達した後、台南や高雄一帯の住宅や農場で盗みを働く計画だった。
そして1月、いざ計画を実行しようと台南市大同路の路上で9人乗りのバンを盗み出した。しかし盗んだ後でその車が葬儀会社のものだと気付き、中を改めて見ると新品の骨つぼがずらり50個。3人とも鳥肌が立つような気味の悪さを感じ、取りあえず3人のうちの1人の実家に運び、ベッドの下に隠すことにした。
その翌日、骨つぼの隠し場所を提供した男は、長く病気を患って入院していた父親が死んだという知らせを受け、飛び上がって驚いた。「あの骨つぼが不幸をもたらしたに違いない」と直感し、他の2人と共にすぐに骨つぼを全て車に積み直し、猛スピードで近くの公共墓地まで運転して、その場に乗り捨てた。
その後、3人は車の持ち主である葬儀会社に電話し、「大量の骨つぼが置いてあるんだけど、おたくの所から盗まれたものじゃないか」と伝え、確認に行くよう告げた。
なお骨つぼの隠し場所を提供した男はその後も不運が続き、何をやってもうまくいかないことから「悪霊がついて離れない」と悩まされていたところ、別件で警察に逮捕されて「これ以上の不幸は起きないだろう」と安心し、一部始終を告白したのだそうだ。
ちなみに3人が乗り捨てた車を葬儀会社関係者が確認すると、骨つぼは29個しかなく、21個が何者かに持ち去られていたという。またどこかで不幸が起きなければいいのだが。
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