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与野党の国是会議構想、民進党は慎重姿勢


ニュース 政治 作成日:2015年3月20日_記事番号:T00055978

与野党の国是会議構想、民進党は慎重姿勢

 与野党間で国政の重要課題を話し合う国是会議構想が浮上する中、与党国民党の李四川秘書長と野党民進党の呉釗燮秘書長は19日夕方、1時間にわたり会談したが、大きな進展はなかったもようだ。民進党は国是会議の受け入れに慎重姿勢を崩していない。20日付聯合報が伝えた。


李秘書長(左)と呉秘書長(右)。両党の秘書長同士の会談は約4年半ぶりだ(19日=中央社)

 会談では民進党の呉秘書長が憲法改正問題を議題の中心に据えることを主張。これに対し、国民党の李秘書長は、馬英九総統が招集する形で国是会議を開き、議題を憲法改正だけでなく、住居問題や中台問題などにも広げることが可能だとの認識を示した。

 総統府の陳以信報道官も「オープンな姿勢で臨み、議題や形式にこだわらない」とし、与野党の秘書長による会談を馬総統が高く評価していると述べた。

 しかし、民進党の広報部門責任者に当たる黄重諺・新聞部主任は「馬総統が何を言いたいのか分からない。馬総統が国是会議の内容と目的にはっきりと言及するのを待って反応を示したい」と一線を画した。