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イノラックスとAUO、6世代LTPS工場設置へ始動


ニュース 電子 作成日:2015年3月20日_記事番号:T00055995

イノラックスとAUO、6世代LTPS工場設置へ始動

 液晶パネル大手2社、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)が、第6世代の低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場の設置計画を始動させたもようだ。うちイノラックスは既に生産設備を発注しており、7月から工場に搬入、来年量産を開始する予定とされる。一方、AUOは依然、設備の発注には至っていないが、人材および資金の確保に着手しているとみられる。20日付電子時報が報じた。

 なお新工場の生産能力は両社とも月産2万5,000枚を計画している。

 イノラックスの第6世代LTPSパネル生産ラインは高雄市の路竹工場内に設置することが王志超同社総経理によって発表されている。同社は液晶テレビ、ノートパソコン用パネルの出荷では世界トップクラスにある。しかし、スマートフォン用パネルに関しては現在第3.5世代LTPS工場を1基しか保有していないことから顧客の需要を満たせておらず、第6世代工場の設置を決めた。

 一方、AUOは中国・江蘇省昆山市に第6世代LTPS工場を設置する計画で、2016年下半期に量産開始を予定。また今年採用する1,500人のうち約100人を昆山工場に派遣する計画だ。