ニュース 社会 作成日:2015年3月23日_記事番号:T00056004
都市開発計画に絡む巨額の贈収賄事件で、収賄罪で起訴された元内政部営建署長の葉世文被告に対し、台北地方法院は20日、懲役19年(公民権停止5年)の実刑判決を言い渡した。葉被告には3,317万台湾元(約1億2,700万円)の罰金支払いも命じられた。21日付自由時報が伝えた。
贈賄罪に問われた遠雄建設事業(ファーグローリー・ランド・デベロップメント)の前董事長、趙藤雄被告には懲役4年6月、魏春雄前総経理には懲役4年が言い渡された。
葉被告は新北市林口区、桃園市八徳区での合宜住宅(低価格住宅)建設工事入札で趙被告らに賄賂を要求。趙被告らは少なくとも3,000万元を超える賄賂を葉被告に贈ったとされる。
判決は「国の重大な公共工事には必ず政府と企業による不正があるという国民の固定観念を深めた」と指摘した上で、「自分は被害者だ」などと主張した趙被告を「反省が見られない」と批判した。
遠雄の広報担当者は「裁判所は事実を解明しておらず、判決は趙被告に不公平だ」と遺憾を表明し、上訴する方針を表明した。
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