ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

元大証券のワラント、シンガポールで海外上場


ニュース 金融 作成日:2008年2月20日_記事番号:T00005601

元大証券のワラント、シンガポールで海外上場

 
 元大証券は、台湾企業の株式を原資産とするワラント3種を25日にシンガポール市場に上場させる。行政院金融監督管理委員会(金管会)の認可が19日に下りた。発行規模は6,000万台湾元(約2億500万円)余りで、対象原資産には鴻海精密工業、華碩電脳(ASUS)、宏達国際電子(HTC)などが含まれる。20日付経済日報が伝えた。

 海外でのワラント上場は、海外投資家に台湾企業への出資機会を与え、台湾株式市場の活性化と証券会社の業務国際化を図るのが目的。

 宝来証券もシンガポールでのワラント発行を計画しており、中央銀行などに申請を行った。元大証券は香港やアジアの他市場でもワラント発行を目指す。

 市場関係者は、ワラントの対象となる企業は知名度が高いため、シンガポールの投資家の人気を集めると見込んでいる。

 金管会はワラント保有者の権利行使が相次いだ場合に株価が大きく変動することを避けるため、同一銘柄の海外でのワラント発行量を発行済み株式の3%までに制限している。