ニュース 政治 作成日:2015年3月23日_記事番号:T00056011
来年1月の総統選に向け、国民党の候補擁立が不透明な状況となる中、同党所属の立法委員約40人は20日、朱立倫主席(新北市長)に出馬を求める署名を取りまとめた。21日付聯合報が伝えた。
朱主席(前)は、国民党をチームとすれば自身は監督で、良い選手が出ればそれでよいと述べ、「市長の仕事を全うする」と重ねて強調した(21日=中央社)
朱主席は新北市長再選時の公約として、4年の任期を全うすることを掲げており、総統選出馬となれば、公約違反を追及されかねない。しかし、国民党では現在、朱主席をおいて「勝てる候補」がいないのも事実で、朱主席に対する出馬待望論が高まっている。
立法委員らは「論語」の「君子は貞にして諒ならず(君子貞而不諒)」という一節を引用し、朱主席に出馬を迫った。この一節は「君子は正しいことを固く守るが、執着すべきではない」という意味で、公約よりも大局を重んじ、出馬すべきだとの意味合いが込められている。
これに対し、朱主席は「市長の仕事を全うする」と述べ、出馬意向を改めて否定した。
一方、22日付中国時報によると、朱主席は「総統候補の党内指名はこれまで4月から6月だった」と述べ、基本的にそれを踏襲する意向を示した。ただ「必ずしも6月まで延ばすわけではない」と述べ、早い段階での候補決定にも含みを残した。
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