ニュース 公益 作成日:2015年3月23日_記事番号:T00056016
経済部水利署の統計によると、2014年の1人1日当たりの生活用水の平均使用量は274リットルと前年比3リットル増加した。県市別では、先進国・地域の標準とされる250リットルを超えていたのは22県市中12県市に上り、最も使用量が多かったのは台北市の333リットル(10年比成長率3.48%減)だった。23日付蘋果日報が報じた。
生活用水の平均使用量は、工場などで使用される工業用水などを除き、人口で割ったもの。11年、12年は前年を下回ったものの、13年、14年は再び増加に転じた。
台北市以下の県市別使用量および10年比成長率は、▽新竹市、1人1日当たり306リットル(0.99%増)▽新北市、296リットル(1.72%増)▽基隆市、292リットル(1.74%増)▽嘉義市、279リットル(横ばい)──だった。使用量が最も少なかったのは金門県(113リットル、0.88%減)で、成長率が最も高かったのは新竹県(247リットル、10.76%増)だった。
台湾自来水(台湾ウオーター、水道公社)は、台北市、新北市は人口密度が高く、商業施設の発達や、昼間に他県市からの通勤者が多いことが、使用量増加を招いていると分析した。また新竹市は、ハイテク産業が集積しており、夜勤や残業などが多いことが使用量増加につながっていると説明した。一方、使用量増加が著しい新竹県は、台湾高速鉄路(高鉄)開通による交通の利便性向上、新竹科学工業園区(竹科)の発展で人口が急増し、5年で水道使用者が2万5,000件増加したことが主因だ。その他、花蓮県や人気観光地、阿里山を抱える嘉義県では、中国人観光客増加が使用量増加の要因となっている。
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