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中台間コンテナ取扱量、全輸出入の25%に上昇か


ニュース 運輸 作成日:2008年2月20日_記事番号:T00005602

中台間コンテナ取扱量、全輸出入の25%に上昇か


 台湾政府の統計資料によると、昨年の中台間のコンテナ取扱量は100万TEU(20フィートコンテナ換算の取扱量)強だったが、業界の資料では120万TEUを超えており、台湾の港湾における全コンテナ取扱量の16%以上、輸出入部分では4分の1以上を占めた。20日付工商時報が報じた。
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 政府の正確な統計資料はないが、台湾から中国への輸出額は、2003年の493億米ドルから06年には871億米ドル前後となり、07年は03年の2倍近い950億米ドル前後まで成長したと推測される。行政院大陸委員会(陸委会)関係者は、ここ数年中台間貿易総額は大幅に伸びており、主にハイテクメーカーの電子部品の輸送の増加が要因という。ただ、多くは航空輸送を使っており、海運はそれほど成長していないという。

 一方、中台間の積み替えコンテナを扱う境外航運中心の取扱量は昨年、前年比マイナス6.07%の57万9,000TEU余りで3年連続のマイナスとなった。マイナスの原因は、中国が境外航運中心からの輸送先に指定するアモイ港で、コンテナふ頭建設が相次いで完了したため、アモイ港への遠洋線コンテナ母船による輸送量が急速に増えて台湾の需要を奪ったためとみられる。