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第一金控、中国金融機関への直接出資否定


ニュース 金融 作成日:2008年2月20日_記事番号:T00005603

第一金控、中国金融機関への直接出資否定

 
 第一金融控股の張兆順董事長は19日、現時点では中国の金融機関への直接出資計画はないと言明した。当面は提携相手の三井住友銀行を通じ、台湾企業向けの金融サービスを提供していく。20日付経済日報が伝えた。

 張董事長は「中国進出には必ず短期、長期双方の計画が必要だ。現在は三井住友銀と大中華圏での業務で協力し、台湾企業向けのサービスを行う方針に傾いている」と述べた。その上で、「中国での拠点開設は急がない」と付け加えた。

 第一金控傘下の第一銀行は昨年12月、三井住友銀と提携関係を結び、第一銀が海外で拠点を持たない地域で、三井住友銀が台湾企業への各種金融サービスも手掛けることなどで合意していた。ただ、中国では金融引き締め政策の影響で台湾企業向けの人民元建て融資が行えない状況が続いており、提携は国際協調融資や行員訓練にとどまっている。