経済部統計処が23日発表した２月の工業生産指数は91.21ポイントで、前年同月比3.32％上昇した。製造業生産指数は91.59ポイント（同3.55％上昇）で、いずれの指数も２月としての過去最高を記録した。24日付工商時報が報じた。
製造業生産指数のうち、電子部品業は前年同月比10.58％上昇の111.54ポイントで、全体と同様、２月としての過去最高となった。モバイル端末の好調持続でファウンドリーやＩＣのパッケージング・テスティング（封止・検査）メーカーが増産しているためだ。
一方、基本金属業は前年同月比4.43％下落の89.03ポイントと低迷している。国際鉄鋼価格の下落で熱延・冷延鋼、棒鋼、型鋼などの減産が行われたためだ。
第１四半期の工業生産指数について経済部統計処の楊貴顕副処長は、４月にアップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末、アップルウオッチや、モバイル端末の新製品が発売されることが半導体の出荷を促し、前年同期比で約５％上昇するとの見通しを示した。
